システムセラピー研究所とは

システムセラピー研究所は、心の問題の解決を通して人の役に立ちたいと思う方々のための学びと癒しの場です。
これからセラピスト、カウンセラーとして自立を目指している方、あるいはすでにプロとしてさまざまな臨床の現場で活躍されている方のさらなるレベル向上のための学びと癒しの場を提供していきます。




システムセラピーとは

システムセラピーとは、個人・家族・組織を相互に影響を与え合うシステムとして理解し、個人・家族・組織それぞれに秩序と絆の回復をもたらすセラピーです。
システムセラピーでは個人がそのシステムのなかでどのような位置にあるのかを探り、個人が望む変化に必要なもっとも効果的なポイントに働きかけます。それは時として、個人の想像も及ばない家族の誰かの問題であったり、また時には、本人自身の幼児期の感情の抑圧であったりするのです。そのポイントを探し、そこに効果的に働きかけるために、ファミリー・コンステレーション、感情の解放のロールプレイ、ヒプノセラピー、NLPなどさまざまな手法が用いられます。

システムセラピーという考えかた

人の抱える心の問題は多岐にわたります。考え方のクセが原因で、なかなか展望が開けないというものから、無意識に抑圧した感情のせいでうつ状態であったり、過去のトラウマ体験の影響でパニック障害から抜け出せない、などさまざまです。
これらの問題は通常、一つの原因がもとで起こるというより、複数の原因が絡んでいるものです。ユングはこれをコンプレックス=心的複合体と呼びました。私の考えではコンプレックスは、特定の状況でほぼ自動的に反応し、何らかの結果をもたらすことから、一種のプログラムとして理解したほうがよいように思います。
心理療法ではコンプレックスの解消を目指しますが、これをプログラムの書き換えという表現に変えた方が、ゴールまでのハードルが低くなるからです。コンプレックスの解消というと、何か悪いもの、病原はすべて無くしてしまえ、という感じになりますが、プログラムの書き換えならば、必要な部分を書き換えればよいというように、少し前提が違ってきたりします。
心理療法は、意識、無意識レベルのプログラムの書き換え作業というのが私の結論です。こう言えば確かにシンプルなのですが、実際その作業は複雑です。なぜなら、プログラムは多数存在し、時にはそのプログラム同士が結び付き、さらなるプログラムを成立させているからです。
これがいわゆるシステムというものなのです。システムは相互に影響し合い、一旦出来上がったシステムは恒常性を維持しようとします。わかりやすく言えば、書き換えられることを拒むこともあるわけです。コンピューターのプログラムなら手順を間違えなければ書き換えはできますが、人間の無意識の領域ではそう簡単にはいかないのです。

システムの見える化

システムは単一ではなく階層を隔ててもつながり、影響を与え合っています。それは個人の無意識と家族の無意識、さらには文化的レベル(日本人の文化)、集合的無意識(人類全体の文化)のレベルにまで及びます。そしてこのシステムのリンクのようなものを見える形にして、どこに働きかけを行うかを見極め、最も効果的なポイントにアプローチしていくのです。
この見える化のアプローチは、ファミリーコンステレーションの創始者であるバート・ヘリンガーのアプローチ法から着想を得て生まれました。
システムセラピーは、多くの場合グループワークによって行われます。問題の解決を望むクライアントの話の内容をもとに、セラピストによってグループのメンバーを代理人として布置がなされ、その布置された代理人の動きや、感じられた感覚や感情をもとに、そのクライアントの問題を引き起こしている複雑なシステムの中から効果的なポイントを見出し、そこに働きかけることになります。その効果は絶大なものがあります。うまく行けば数十年苦しんできた問題がその瞬間に終わることさえあるのです。

人間は大きなシステムの一ポイント

人間は複数のシステムの上に成り立つ自我とも呼ぶべきものです。そのシステムには、私たちの想定にはない霊的な存在の介入すらあります。それは霊障と呼ばれるような現象でもあります。システムの見える化によって、私たちは、心理療法のレベルを超えた領域にまで到達してしまいました。そして、それらの問題も解決しうることを、この十数年間の体験を通じて把握しています。
システムセラピーは、心理療法をベースとしながら、人間のもつさまざまな問題や課題に挑戦し続けていきます。それは医学が人間のもつ困難な病気を治そうと果敢に挑戦する在り方と軌を一にするものです。
ぜひ志のある多くのセラピスト、カウンセラーの方々、あるいは自身の抱える問題を癒し解決したいという方々の参加をお待ちしております。


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